同じような症状でも年齢が上がるにつれ回復は遅くなることが多いです。
「前に腰痛を起こしたときは1週間くらい安静にしていれば治ったのに、今回は治らない・・・」、「以前、寝違えた時には3~4日で痛みが引いたのに、今回はなかなか引かない」と感じた経験がある方は多いのではないかと思います。
10代、20代の頃は代謝が盛んなので、腰痛や寝違えなどを起こしても回復が早いです。3~4日くらい経つと痛みがなくなりそのことをコロッと忘れてしまうことも多かったかと思います。
しかし、30代以降になってくると徐々に回復は遅くなります。それも年齢が上がるにつれ比例していく感じです。なので、10~20代の頃のように放っておけば治るという考えは一旦なくした方が良いです。
本当に軽い症状なら治っていくこともありますが、なかなか治らない症状も増えてきます。「まだ動けるから・・・」、「我慢できるから」と言っているうちに症状が慢性化してしまうこともあります。人間には自然治癒力が備わっていますが、その治癒力以上に負担がかかっていることが原因と考えられます。
一度慢性化してしまうとその症状は治らないわけではありませんが、治すのに一筋縄ではいかないことが多く大変なうえに時間がかかることが多いです。
それは、傷めた患部をかばったりしているうちに周囲の筋肉の緊張が出てきたり、その緊張が原因で新たに痛みが出てきたり、また同時にそれらが引き金となって関節のゆがみが出てきたり・・・。
要するにあちこちに痛みが波及してしまい、最初に痛みが出ていた大元の場所がよく分からなくなってしまいます。
ですので、腰痛や寝違えなど痛みが出てきましたら慢性化しないうちに早めに接骨院などの治療院で施術を受けることをお勧めします。
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