寝違えを起こしたら早めの治療が大切になってきます。
寝違えは運動や体操などあまり体を動かすことが少ない方に起こしやすいです。昨日までは何も感じなかったのに、今朝起きたら首や肩、または背中に違和感や痛みがあるといったような場合は寝違えを起こしている可能性があります。
寝違えは症状が弱いものから強いものまでありますが、弱いものだと痛みはなく違和感程度だったりするので肩こりと混同してしまう方もいらっしゃいます。来院される患者さんで「首に違和感が出たので肩こりと思い自分でマッサージをしていたのですが、痛みが強くなってきました」、または「肩こりだと思い一生懸命ストレッチをしていたら首が回らなくなりました」といって来られる方がおります。
肩こりだとこのようなマッサージやストレッチで少し楽になるかもしれませんが、寝違えの場合はこのような刺激は損傷した組織の傷口を広げることになりますので、症状が悪化したり回復が長引くことになります。また、「若い頃は寝違えてもすぐに回復したのに、最近は回復が遅くなりました」と話される方もいらっしゃいます。10~20代の若い年代は代謝が盛んなので損傷組織の回復が早いです。しかし、30代以降になってくると代謝は徐々に低下するのでおのずと回復力も落ちます。
ですので、寝違えを起こしたら程度が軽い重い関係なくなるべく早めに接骨院などの治療院で適切な治療を受けることをお勧めします。放置しておくより治療を受けた方が断然回復は早まります。