夜、寝ていて足がつることはあるかと思いますが痛いですよね。こむら返りは予期せぬ時に突然起こることが多いです。この「つる」ことは筋肉があるところならどこでも起こり得ますが、一般的にはふくらはぎの筋肉で起こることが多いです。
来院される患者さんで「ここ数日は毎日夜中に足がつるんです」、または「週に1~2回は夜中に足がつります」といったようなことを話される患者さんもおります。
足のつる原因は色々ありますが、患者さんを施術していて感じるのは筋肉の柔軟性が低下している場合や筋肉を使いすぎて硬くなった状態のときに起こることが多いように思えます。
まず、柔軟性が低下している場合とは、運動や体操、ストレッチなど普段からあまり体を動かすことをしない方は関節や筋肉が硬くなり、血流もよくありません。
筋肉を使いすぎて硬くなった状態とは、普段歩いたりしない方が旅行やハイキングなどで急に長距離を歩くことになったりした場合もなります。
また普段から仕事などで立っている状態が長かったり、歩いたり階段の上がり下りが多い場合にもふくらはぎの筋肉を酷使するので乳酸などの老廃物がたまり、結果筋肉が硬くなります。
そのような状態のときに寝ると体温は下がるため、冷えてさらに血流が悪くなりつりやすい状態になります。
予防としては、
①お風呂で湯船に入らずシャワーで済ますことが多い方はお湯にゆっくり浸かるようにする
②お風呂やそれ以外の時でもふくらはぎをマッサージして筋肉を緩める
③ふくらはぎの筋肉を少し長めに(40秒~1分くらい)、できれば一日に一回くらいはストレッチをするようにする
といったことを行うだけでもずいぶん予防できるかと思います。
一日何回もつることが続いたり、上記のことを行っても改善されない場合は内科的な疾患からきている場合もありますので、その時は病院を受診されることをお勧めします。
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