「先生は悪いところないのですか?」
・・・と、たまに施術を受けている患者さんから質問されることがあります。何人かの患者さんから同様の質問を受けることがあるので、私は案外丈夫に見えるのでしょうかね^^;
まあ、それほど顔に出さないからかもしれませんが・・・。しかし、いたって丈夫なことはなく、あちこち傷めることはそれなりにあります。特に施術時は中腰で行うことが多いので、たまにぎっくり腰や腰を傷めたりします。
手技でマッサージなどもするため、腕の筋肉はパンパンになりやすいです。もう1回や2回の話しではないので、もう少ししたら傷めるな、ぎっくり腰がくるなといったような前兆はだんだん分かってきました。
なので、傷める前に自分で電気を当てたりストレッチをして柔軟性を高めたりと、常に予防してメンテナンスはしています。
自分の体を治していくことで、「このくらいの期間で治るのか」、「こういった症状の経過を辿って治るのだな~」などと色々勉強になります。それなので、あえて傷めてから色々な方向で施術したりと、自分を実験台にすることもあります。
こういう職業だと、なかなか自分で体感しないとどういう痛みなのか、電気を当てることによってどのくらい痛みが和らぐのか?といったように勘だけでは分からないことがたくさんありますからね。
私の体は決して丈夫な方ではなく、どちらかというときゃしゃな方ですが、自分で傷めたところを治していくうちに色々分かってくることが沢山あるので、最近ではむしろ丈夫過ぎなくて良かったと思っているくらいです(笑)
自分を実験台代わりにして治していくことが、それはそれで楽しいので、これからももっと治療技術を向上させていきたいと思っています。
しかし、私ももう30代後半ですが、最近つくづく感じるのが、「回復が遅くなった」ことです。「あれ、確か20代のころはもっと早く治ったのに・・・」と思うことがしばしばあります。
自分の経験からしても、30代以降になると確実に回復力は落ちます。でも、それがゼロになるわけではなく、治癒力は確実にあります。なので、結論からすると、治りは遅くなるけどちゃんと治るということです。
私みたく、治りが遅くなって悲観的に感じる方もいるかと思いますが、施術をして回復力を高めればより早く治ることも可能です。それなので、様子をみていても治らない症状は、しっかりと施術を受けることをお勧めします。
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