ウォーキングなどの有酸素運動やスポーツなどを習慣にしようとすることは大切です。
しかし、体が慣れてないのに一気にやってしまい腰や膝、足首などを傷めてしまう場合があります。
来院される患者さんで「1ヶ月前からウォーキングを始めたのですが、1,2週間前くらいから膝に痛みがでてきました」、または「週に何回か10㎞くらい走ることにしたのですが、数日前から足首に痛みがでてきました」といって治療に来られる方がいらっしゃいます。
運動などを開始してから体に痛みが出てくるということは、その運動やスポーツによる負荷が今の筋肉や関節には耐えきれないという信号です。
筋肉や関節に痛みが出てきてしまったら、そのまま運動による負荷を与え続けると症状が悪化してしまうので一旦は休み、治療をして回復させることです。
そして、症状が回復して再度運動を再開する場合は、傷める前の時の1/2もしくは1/3くらいの運動量から徐々に増やしていくことが良いです。怪我をする前が10㎞走っていたとしたら5㎞もしくは3㎞くらいからといった感じで。
今までスポーツや運動をあまりしていなかった人が、運動を始める場合はこのように傷める可能性がありますので、一気にやらずに最初は少ない運動量で、徐々に増やしていくことが理想です。
それでも思っている以上に体の方が耐え切れずに痛みが出てしまうこともありますので、その時は上記のように運動を休んで治療に専念し、回復したら再開し、徐々に運動量を上げていくといった感じがベストです。
自分の体でも、最初はどこまで運動の負荷をかけても耐えられるかということに関しては、なかなか判断しづらいものがありますが・・・。
なので、運動開始前、開始後の柔軟体操はすこし長めに行い、関節や筋肉を十分にストレッチすることで少なからずとも予防にはなると思います。
このような記事も読まれています
・交通事故後のむち打ちなどの治療には自賠責保険が適用になります