「腰痛を起こしたとき、腰痛ベルトをした方が良いでしょうか?」とたまに患者さんから訊かれることがあります。
最近は特に少し前と比べて朝晩の気温が急に下がってきたので、寒くなった影響もあるのか腰痛やぎっくり腰を起こす患者さんが増えています。
腰痛を起こしたときに腰痛ベルトをした方がいいのか、しなくても良いのかはその症状の程度や起こしてからの経過した日数によって変わってきます。
傷めてすぐの場合は、動いたときや安静にしていてあまり痛みがないのであればしなくても問題はありません。
逆に安静にしていてもズキズキと痛みがあったり、立ち座りや動いたときにそれなりに痛みがある場合は腰痛ベルトを使用した方が良いです。腰痛ベルトをすることにより、筋肉にかかる負担が減るため炎症のおさまりが早くなります。
また、数か月が経過しても痛みがある場合ですが、その場合は何か中腰での作業をしたり重いものを持ったりと腰に負担をかけることをする時には腰痛ベルトを使用した方が良いですが、それ以外はなるべく外した方が良いです。
ベルトは短期間なら筋肉の負担を和らげるため良いのですが、長期間にわたって使用してしまうと逆に筋力低下を起こしてしまうので、痛みが慢性化しやすくなったりしてしまう場合があります。
なので、なるべくなら腰痛を起こしてから長くても3~4週間くらいに留めておくことが理想です。しかし、年齢が上がるにつれ回復力は落ちてきますので、痛みが出てきたら早めに接骨院などの治療院で適切な施術を受けることをおすすめします。
このような記事も読まれています