休みの日などお出かけをしたりして電車に長時間乗ることはあるかと思います。その時疲れたり、揺れが心地よく感じたりして眠ってしまうこともあるかと思います。
ここで注意しなければならないことがあります。頭を背もたれや壁に寄りかかって寝る場合は良いのですが、座った状態で下を向いてうつらうつら寝るのは首周辺の筋肉に負担がかかり寝違えたり筋違えを起こす可能性があります。
来院される患者さんで「昨日出掛けて電車で寝ていたら、降りてから首が痛くなりました」、または「高速バスに乗って寝ていたら頭痛と首の痛みがでてきました」といって来られる方もおります。
頭の重さは約3~5㎏くらいあると言われています。その重い頭を細い筋肉で支えなければならないわけですから、当然傷める可能性も出てきます。
ですので、電車など乗り物で寝る場合は背もたれや壁に寄りかかる、もしくは乗っている間は寝ないで自宅に帰ってからゆっくり寝るなど割り切ってしまう方が首にかかる負担はずっと減ります。
また、もし乗り物に乗っているときに寝てしまっても首を傷めにくくするためにも、日ごろから首周辺の筋肉のストレッチを十分に行うことが理想です。
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