Blog記事一覧 > スポーツ障害、捻挫・肉離れ・膝痛 > 糖尿病を患っている方のケガの治りは遅い?
こんにちは。柴﨑接骨院です。
糖尿病を患っている方のケガ(肉離れ、捻挫、打撲、骨折、脱臼、スポーツによるケガなど)の治りは遅いか?
答えはYesです。
なぜ糖尿病を患っている方のケガの治りが遅いかというと、代謝異常のため新陳代謝がうまく行われないため治りが遅くなります。
糖尿病で血糖が高い状態では、細胞に新陳代謝に必要なエネルギーがうまく取り込むことができず、エネルギー不足となるため代謝がスムーズに行われなくなります。
また、高血糖により血流が悪くなったり血管が障害されたりすると、細胞に十分な酸素が行き渡らなくなることもあり、これも新陳代謝がうまく行われなくなる原因となります。
細胞に酸素が行き渡らなくなると、酸欠になるため働きが悪くなるためです。
糖尿病を患っている方で、ケガをした場合はこのようなことから健康な状態の時より治るまでに時間がかかります。
若い頃は怪我をしても治りが早かったのに、最近はなかなか治らない。と思っている方はもしかしたら、この糖尿病が原因かもしれません。
当院では捻挫や肉離れ、打撲、骨折など怪我をした患者さんで、糖尿病を患っている方にはそのように回復までに時間がかかることを説明し、納得してもらえるように努めております。
治るまでに時間はかかりますが、治らないわけではありません。
ですので、治らないと決めつけるのではなく、すこし治療期間を長めに考えてしっかりとした治療を受けることをおすすめします。