Blog記事一覧 > スポーツ障害、捻挫・肉離れ・膝痛 > 膝痛に歩くこと(ウォーキング)は良い?
膝痛で悩んでいらっしゃる方は多いかと思います。
一般的にウォーキングをすることは良いとされていますが、膝痛がある時にも筋力が低下するからなどといった理由でウォーキングをした方がよいのか?
私が思うには、膝痛がある時にはウォーキングをすることはお勧めできません。
日々、患者さんを施術していて感じることは、膝痛に関して言いますと痛みが出てから自己流にストレッチやマッサージ、ウォーキングなど頑張れば頑張るほど回復が遅くなり、慢性化に移行してしまうケースが多いです。
どういうことかと言いますと、もちろんストレッチやマッサージ、ウォーキングなどをすることが悪いということではなく、膝に痛みがないときは予防の観点からも積極的に行ってほしいのですが、膝痛があるときに行ってしまうとそれらの負荷によって回復しきれずに症状が長引いてしまうことが多いということです。
膝痛は基本的に関節周辺の筋肉を損傷したときは、比較的に治りが早いのですが、関節内の軟部組織を損傷したときは回復が遅いです。
関節内には血管が存在しないため、酸素や栄養分をスムーズに供給することができずそのために回復が長引いてしまいます。
数年経っても膝痛が治らないといった方は、この関節内の損傷した組織が完全に回復しきれていない事が考えられます。
ただでさえ回復が緩やかなところに、ストレッチやマッサージ、ウォーキングなどの負荷をかければ症状が悪化する、または慢性化することは目に見えています。
膝痛を感じたら、自己流でストレッチやマッサージ、ウォーキングなどをしたりせずに、負荷は日常生活で行う程度の最小限に抑えておき、早めに病院や整形外科、または接骨院を受診し治療を受けることをおすすめします。