Blog記事一覧 > スポーツ障害、捻挫・肉離れ・膝痛 > 膝痛で正座ができない場合
膝痛で悩んでいる方は多いかと思います。
その中で普段の生活ではあまり痛みを感じないが、正座をしようとすると膝に痛みが出て正座ができないとおっしゃる方もいます。
痛みが出るからには何かしらの原因があります。
痛みで正座ができない場合は、軟骨がすり減って関節の隙間が狭くなり、変形したため物理的に出来ない場合と膝関節、またはその周辺の軟部組織が損傷して炎症を起こしているために痛みが生じできない時があります。
膝痛には様々な症状がありますが、正座ができない場合は大きく分けてこの2つが考えられます。
前者は変形の進行の度合いにもよりますが、変形が進めば可動域が狭くなるため当然のごとく正座は不可能になります。
ですが後者は関節やその周辺の軟部組織を損傷しているため正座ができないので、変形と違ってこの関節や軟部組織の損傷は治療していけば治るものなので、症状が回復すればおのずと正座はできるようになります。
60代前半くらいまでの年齢で膝痛のため正座ができない場合は、変形より軟部組織を損傷して痛みがでるためにできない方の割合が多いです。つまり治療を行えば正座ができる方が多いです。
60代後半~70代、80代になってくると膝関節の変形が進んでくることにより、物理的に正座ができなくなってくる割合が高くなってきます。治療すれば痛みは取れるかもしれませんが、正座はできない方がそれなりにでてきます。
しかし、60代後半以上の方の場合でも全員が全員正座ができない訳ではありません。
関節の変形が少なく、関節や周辺の軟部組織の損傷によって痛みが出ている場合があり、その場合はしっかり治療して痛みを取ってあげることにより再び正座ができるようになります。
実際にそういう患者さんも何人か目にしてきました。
それなので、膝痛で正座ができないと悩んでいる方がおられましたら、すぐに諦めずに治療院で治療を行い、担当の先生に治れば正座ができるようになるのか聞くのも一つの手だと思います。