こんにちは。宇都宮市の柴﨑接骨院です。
首に痛みがある患者さんからたまに「枕が合わないのでしょうか?」と質問されることがあります。
私が考えるには、枕の高さは高すぎず低すぎずに、低反発や高反発でもなく、また中央に穴が空いていたりもせず普通に販売されているものだとそんなに問題はないと思います。
朝、目が覚めて横になっていると首に痛みが出たりする方は、枕が合わないというよりは頸椎の可動域に問題があることが多いです。
首に痛みや違和感がなく、頚椎の可動域が正常な方は枕の高さが少しくらい高かったり低かったりしても痛みは出ることはありません。
首周辺の筋肉を傷めていたり緊張が強かった場合や、頚椎にゆがみがある場合は頚椎の可動域が狭くなります。
この可動域が狭いがために、横になった時の首にかかる負担に耐えきれず痛みが生じるのです。
特に傷めてから長い時間が経過したものに関しては、筋肉の緊張や頚椎のゆがみがより強くなるため可動域は狭くなりがちです。
それなので、現在使用している枕を変えるより、頚部の損傷している筋肉を治療する・筋肉の緊張を緩める・頚椎のゆがみを矯正するといった治療を行い、可動域を改善していったほうが根本的な改善が見込め、横になって寝ていても首の痛みは感じなくなると思います。