Blog記事一覧 > 首・肩の痛み、頭痛、五十肩 > その痛みは肩こりでないかもしれません
こんにちは、宇都宮市弥生町にある柴﨑接骨院です。
「肩こり」というと肩が凝ったような感じなどと、何となくイメージが湧くかもしれません。
ウィキペディアで見てみると、首~肩にかけてこわばった感じや不快感、重さ、痛みなどの総称と書かれています。
原因は僧帽筋やその周辺の筋肉の持続的緊張、不良姿勢、ショルダーバッグ、冷房など。また腰痛と並んで不明な点が多い疾患であるとも書かれています。
そうなのです。「肩こり」と一言でいっても非常に曖昧なのです。
要するに首、肩周辺に違和感があればすべて肩こりと思っている方も意外と多いのです。
当院に来院される患者さんでも、「肩こりなんです」といって来られた方をよく調べてみると、「2、3日前までは何ともなかったのに一昨日の朝から首~肩にかけて違和感があるのです」と言われ、可動域を調べてみると右を向いた時と頭を後ろに倒した時に痛みがあり、これは完全な寝違えの症状です。
寝違えや、首・肩周辺の筋肉を損傷しても程度が軽ければ、痛みを感じなく違和感だけしか感じない場合もあります。
それなので「肩こり」と混同しやすいのです。
別の患者さんは、1ヶ月前から肩こりがあり自分でストレッチをしたりよく揉んだりしたのですが、改善するどころか症状が強くなってくるのですと言って来院された患者さんがいましたが、その方も筋違えを起こしていました。
筋損傷しているところに、揉んだりストレッチをしたりすると傷口は広がるばかりなので、症状が治らなかったり悪化したりするのは当然といえば当然です。
問題なのは、自分で感じる自覚症状としては肩こりなのか、筋肉を傷めているのか判断がつきづらいということです。
なので、痛みだけでなく違和感を感じましたら病院や整形外科などの医療機関や接骨院を受診することをお勧めします。