Blog記事一覧 > ぎっくり腰、腰痛、坐骨神経痛 > 腰痛ベルトの着用期間
こんにちは、栃木県宇都宮市の柴﨑接骨院です。
ぎっくり腰や腰痛は辛いですよね。
そんな時、腰痛ベルトや骨盤ベルトをすると痛みがすこし和らぎますよね。
これは腰痛ベルトや骨盤ベルトをすることにより、腹圧が高まり、腹筋群や背筋群にかかる負担を減らすからです。
腹筋群や背筋群を助け、あるいは補助することにより炎症部位への刺激が減り、痛みが緩和するということです。
ただ、ここで一つ注意することがあり、痛みがあるときは長期間でも着用したほうが良いか?という点です。
答えはNOです。ぎっくり腰や腰痛が発症したばかりの急性期には着用しても良いのですが、長期間着用することはおすすめできません。
ベルトを長期間着用することにより、痛みがすこし和らいでいる、または精神的に安心感があるといった効果はあるかもしれませんが、「腹筋群や背筋群はベルトにより常に補助されている」=「それらの筋肉は働きをさぼる」=「筋力の低下・萎縮」へとつながります。
長期間着用している方は、その筋力の低下や萎縮が始まっていることがあり、逆に外せなくなっている患者さんもたまにいらっしゃいます。
そういう患者さんには、急には外せないので、治療をしながら時期をうかがい痛みがある程度なくなってから外すようにしています。
話はすこしそれましたが、腰痛ベルトや骨盤ベルトの着用期間は長くても2w~4wくらいにしておいた方が無難です。
2w~4w経っても強い痛みが取れない場合は、慢性化に移行し始めていたり、日々の生活で患部にかかる負担が大きいため、自分の持っている治癒力では回復しきれないケースが考えられます。
その場合は、病院や整形外科などの医療機関や接骨院へ早めに受診することをおすすめします。
また、これらのことは痛みが発症してからということが前提であり、予防の方の着用の仕方とは違います。
予防の方は、「介護などの仕事をしているとき」「中腰の作業をするとき」など、腰に負担がかかるときだけ着用し、それ以外の時間帯では外すことがベストです。