Blog記事一覧 > スポーツ障害、捻挫・肉離れ・膝痛 > シートベルトを引くときに肩を傷めることがあります
栃木県は車社会なので仕事やちょっとした買い物、お出かけなど車で行くことが多いかと思います。
車に乗ったらシートベルトを締めますが、この斜め後ろにあるシートベルトを引く動作で肩を傷めることがあります。
普段から体操やストレッチ、スポーツ等で体を動かしている方は柔軟性がそれなりにあるのであまり問題がありません。
しかし、普段から体を動かす機会の少ない方、または年齢が上がるにつれて関節は硬くなりやすいです。
そのような方は、関節の柔軟性が低下していたり可動域が狭くなっていたりして肩の関節を傷めやすいです。特にシートベルトを締めるといったような肩の動きは、日常生活であまり多くありません。
そのような日常生活であまり多くない動きというのは関節を傷めやすいです。
肩の筋肉や関節などの軟部組織を損傷すると、治りが早いものもありますが症状によっては完全に治るまで時間がかかるものもあります。
肩の関節は可動域(動ける範囲)が広いため、安静にしていることが難しく損傷した場合負担を避けることができない場合が多いです。
たまに来院される患者さんで「痛みが引かないので、ストレッチや肩を回したりして動かしていました」と話される方もいらっしゃいますが、肩周囲の軟部組織を損傷している場合は厳禁です。
かえって治りが遅くなり慢性化する場合もあります。
肩の痛みが出てきた場合、自己判断せずに整形外科などの医療機関や接骨院を受診して適切な治療を受けることをお勧めします。