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股関節の痛み、それはもしかして運動不足が原因かもしれません。
こんにちは。栃木県宇都宮市弥生町にある柴﨑接骨院です。
股関節周辺の痛みは変形性股関節症、神経痛、筋肉や関節などの緊張・炎症、肉離れなど様々なものがあります。
そのようにはっきりした診断名がついていれば、それに適した治療をしなければなりませんがX線などで検査をしても異常が見られなく、特にこれといった診断名もつかない場合はもしかしたらそれは運動不足が原因かもしれません。
関節は曲げたり伸ばしたりと動かすことで関節液が出てきて、これが潤滑油の役割をして動きを滑らかにします。
また関節内には血管がないので軟骨はこの関節液から栄養分を取り込むことになります。
宇都宮市はもちろん栃木県は車社会です。スーパーやお店などでの買い物や何か用事を足す時も東京みたく交通の便が良いわけではないので、私もそうですが車で済ませてしまう方が多いのではないかと思います。
その生活に慣れてしまっているために近くのコンビニなどへの買い物までも車で行く方が多いのではないでしょうか。
要するに歩く機会がかなり減っているということです。
人間には順応性があります。使っている部分は強くなり使わない部分は徐々に退化していきます。
歩く機会が少なくなり股関節を使わなくなると、関節液が出てこないため動きが悪くなります。また使わないため、股関節周辺の筋力は徐々に低下していきます。
筋力が低下すると股関節にかかる負担は増えます。また血流は悪くなるため股関節周辺の痛みの原因にもなります。
つまり、股関節の動きが悪くなりそれを補助する筋肉の柔軟性もなくなるために痛みを生じやすいのです。痛みだけではなく、股関節を開くとパキパキ音がする、または引っかかる感じがするといった場合はこの運動不足が原因かもしれません。
対処としては、一気にとは無理でしょうから出来るところから歩くことを取り入れることです。
遠くの買い物や荷物が多い時は仕方ないですが、近くの買い物はなるべく歩いていく、また1日30分ウォーキングをする、毎日が無理なら1日おきに30分ウォーキングをする、といったように自分の環境で出来る範囲で歩くことを取り入れることをおすすめします。
もし股関節に症状があり、その原因が運動不足であった場合は徐々になくなってくるものと思います。