Blog記事一覧 > ぎっくり腰、腰痛、坐骨神経痛 > ぎっくり腰や腰痛を起こした時、温泉やお風呂には入ってもよいか?
ぎっくり腰や腰痛で来院される患者さんからたまに「温泉に入ったら早く治りますか?」、または「お風呂に入りたいのですが入っても良いですか?」といったような質問を受けることがあります。
温泉やお風呂は入ると気持ちが良いですよね。温まると少し痛みも減り楽になるような感じはあるかと思います。
しかし、ぎっくり腰や腰痛を起こしたその日に入ってしまうと症状が悪化する場合もあります。
ぎっくり腰や腰痛を起こした時は、筋肉などの軟部組織を損傷していることが多いです。
軟部組織を損傷しているということは、温泉やお風呂で温まって血流を良くすると損傷した組織からの出血が多くなり、これが炎症や腫れ、周辺の筋肉の緊張を強くする原因となります。
ですので、ぎっくり腰や腰痛を起こしたときは痛みがあまり感じないのなら温泉やお風呂に入ってもそこまで悪化することはないかもしれませんが、安静時や動いていて痛みがあるのなら1~2日は避けるのが理想です。
逆に、ぎっくり腰や腰痛を起こしてから数週間~数か月が経過している場合はかえって温めて血流を良くしてあげた方が回復は早まりますので、温泉やお風呂には積極的に入ることをおすすめします。
どちらにしろ痛みが出てきた場合はしっかりとした治療が必要になってきますので、早めに接骨院などで適切な治療を受けた方が早期の回復につながります。