Blog記事一覧 > ぎっくり腰、腰痛、坐骨神経痛 > 腰痛ベルトを常時使用しているとぎっくり腰になりやすくなります
ぎっくり腰や腰痛を起こしたときに腰痛ベルトをしていると、少し痛みが軽くなったという経験をされた方は多いかと思います。
腰痛ベルトをすると、腹圧を高め筋肉をサポートするために筋肉にかかる負担が減ります。
よって筋肉に炎症を起こしたり痛みを発している場合だと、負担が軽くなるため痛みが和らぐというわけです。ですので、普段から腰痛持ちだったり傷めやすい方は予防のためと思い、寝る時以外はずっとしてるんですといったような話もたまに聞くことがあります。
しかし、痛みがある時はともかく痛みがない時まで腰痛ベルトを起きてる間ずっとしていると筋力低下の原因になります。
ベルトをしている間は腰周辺の筋肉はすこし休まり、炎症を起こしている場合や傷めている時には回復が促進されますが、症状がない時までずっとしていると「筋肉が休まる→使う必要がない→退化する」といったように徐々に筋力の低下が起こります。
そして、その筋力の低下が起こると腰を支える力が減るため不安感が増し余計にベルトを外せなくなり、外せないからさらに筋力が落ちて、ある時中腰で物を取ろうとしたときにぎっくり腰を起こしたりするのです。
腰痛ベルトをするときは全てではありませんが、傷めてから長くても3~4週間くらいにしておき、また、予防としてする時は中腰での作業や何か重い物を運んだりと、腰に負担がかかる時だけ使用してそれ以外は外すようにした方が理想です。
どちらにしろ、長期間起きている間ずっと腰痛ベルトをすることだけは避けた方が良いです。