Blog記事一覧 > ぎっくり腰、腰痛、坐骨神経痛 > 転職や異動など仕事内容が変わった時は、腰痛など筋肉や関節に痛みが出てくることもあります
数年〜数十年も同じ仕事をしていると、その負担に耐えられるだけの筋力は自然とついていますが、転職や異動、または初めて仕事に就く場合はそうはいきません。
転職や異動、または初めて仕事に就く場合は今まで使っていなかった筋肉や関節を急に酷使することになるので、乳酸などの疲労物質が溜まることにより筋肉が硬くなり、繊維が切れて炎症を起こし腰痛や関節痛を起こすことがあります。
来院される患者さんで話を詳しく聞いてみると、「今月から異動になり仕事の内容が変わりました」、「2 ヶ月前に転職しデスクワークだったのが、今は重い物を持つことが多くなりました」と話される方もおります。
そのような場合は仕事を変えたことによって、今まで使っていなかった筋肉を急に使い出したことによる負担が原因であることが多いです。それで患者さんから「やはりこの仕事は向いてないのですか?」、または「今の仕事を変えた方が良いですか?」といったような質問をされることがあります。
しかし、大概の場合は一過性のことが多いので仕事を変える必要はありません。
人間には順応性があります。使っている筋肉はその負荷に耐えられない場合、耐えられるだけの筋肉になろうと徐々に筋力が強化して順応していきます。
その過程で、持っている筋力に対して負荷が強すぎた場合は炎症を起こし痛みや違和感が出てくることになります。このように症状が出てきてしまったら我慢をしていても悪化していく場合が多いので、整形外科や接骨院などの治療院で治療をされることをお勧めします。
それで症状が治ればまた仕事も普通にこなせますし、徐々に筋力もついてくるので同じところ傷める可能性はずいぶん減ると思います。