Blog記事一覧 > ぎっくり腰、腰痛、坐骨神経痛 > 基本的にぎっくり腰なったその日のお風呂は避けた方が無難です
何か物を取ろうとかがんだ時、またはトイレで立ち上がろうとした時などちょっとした動作でぎっくり腰や腰痛を起こすことがあります。ぎっくり腰を起こしたら自分でできる対処法として、冷シップを貼ったり腰痛ベルトや骨盤ベルトを使用して少しでも負担を和らげようとする方は多いかと思います。
それはそれで良いのですが、他に注意することの一つとしてお風呂が挙げられます。
お風呂に入って温まったほうが楽になるのでは?と考える方も中にはいらっしゃると思います。
一般的にぎっくり腰を起こしたら、腰に激痛が走りその場を動けなくなるといったイメージがあるかもしれません。しかし、ぎっくり腰の症状も程度は様々です。
軽いものはすこし痛みや違和感は感じても、普通に動いたり仕事もできる場合があります。逆に先ほども書きましたが症状の程度が強く、傷めた直後から動けないほどの激痛があることもあります。
症状の程度が強く痛みも強い場合はお風呂を避ける方が多いと思いますが、逆に症状の程度が軽く、痛みや違和感が少ない場合はお風呂のお湯に浸かって温まろうと考える方がいらっしゃるかもしれません。
ぎっくり腰を起こした直後は、筋肉を損傷して炎症を起こしている状態です。たとえ症状が軽くてもお風呂のお湯に浸かって温まってしまうと血流が良くなり、損傷した組織からの出血量が多くなります。
これが腫れや痛みをさらに強くする原因となり、結果として回復が長引きます。
中にはお風呂のお湯に浸かって温まったことにより、翌日症状が悪化して痛みで動けなくなる場合もあります。全てではありませんが、そのような場合もありますのでぎっくり腰を起こした時の1~2日くらいはお風呂のお湯に浸かることは避けて、シャワーで済ますことをお勧めします。